質問内容
マンションの購入を考えていますが、やはり少しでも安く購入出来るのが理想です。もともとの価格も大きいものなので、できれば値引き交渉したいですが、マンションの購入において値引き交渉はしてもいいものなのでしょうか。また、値引き交渉できるとしたらいくらくらいしてもいいのでしょうか。
回答
マンション購入の際、値引き交渉して少しでも安くしたいというのは当然のことですよね。値引き交渉は、新築マンションと中古マンションで変わってきます。
新築マンションの場合、まだ完成していない状態だと、値引き交渉というのはできません。それは、すでに契約してしまった人との価格差が出てしまうからです。
しかし完成してしまった後であれば、値引き交渉できる余地はあります。特に、完成してから時間が経っているマンションは、売主も早く売りたいと思っているため、値引き交渉がしやすいです。「堂々完成」や「即入居可」となっている物件は、新築で既に完成していて、入居者が決まっていないマンションになるので、値下げ交渉する余地のある物件となります。
対して中古マンションは、価格があってないようなものです。売主が納得する価格であればいくらでもいいので、値引き交渉する余地は十分にあります。特に、不動産情報サイトに情報が掲載されてからしばらく経っている物件は、狙い目です。中古マンションは、一般的には3~6カ月で売れると言われているので、それを過ぎている物件というのは売主も焦っている可能性が高いです。
また、マンションを手放すことになった理由によっても、売却を焦っている可能性があります。既に新しいマンションを契約していて、二重ローンになっているような場合は、値引き交渉されても早く売りたいと思っているので、交渉成立しやすいでしょう。ただ、人気の物件や、物件が動きやすい春先などは、売主も強気です。値引き交渉されるなら他の購入希望者に売りたい、と、売却を見送られてしまう可能性もあるので、安易に値引き交渉するのは少し危険です。値引き交渉しても大丈夫そうかどうかは、不動産会社の担当者によく聞いてみましょう。
値引き交渉する価格はそれぞれですが、価格の2~3%、もしくは3~5%程度が一般的で、端数や100万円、といったキリのいい数字を値引き交渉する場合もあります。できれば大きく値引きしてもらいたいところですが、もともとの価格や、相場などを見て決めるようにしましょう。
ということで、値引き交渉できるかどうかは、新築か中古によって少し条件が変わってきます。どちらにせよ、あまり無理な交渉をすると売却を見送られてしまう可能性もあるため、気に入った物件があった場合は、あまり値引き交渉にはこだわらず、できたらラッキーくらいの気持ちで交渉するようにしましょう。