住宅ローンを組みたいのですが、最近転職しました。大丈夫でしょうか。

質問内容

住宅ローンを組んでマンションを購入したいと思っているのですが、最近転職をしたばかりです。転職をした後は、勤続年数が少ないから住宅ローンが組みづらいと聞きました。実際はどうなのでしょうか。

もし住宅ローンが組めるならマンションを購入したいと思っています。

回答

住宅ローンを組む際、転職直後というのは一般的に不利に働きます。住宅ローンを組む際、審査では契約者がきちんと最後まで返済してくれそうか、ということを見られます。健康状態はもちろんのこと、収入はどれくらいあるか、勤続年数はどれくらいか、などを総合的に見て判断されます。

その際、転職したばかりで勤続年数が少ないと、「もしかしたら職場が合わなくてすぐに辞めてしまうのではないか」「またすぐに転職をして、収入が減ってローンの返済が難しくなるのではないか」といった印象を与えてしまいがちです。この先もずっと安定してローンを返済してくれそうか、という判断をする時に、転職直後は不利に働いてしまうんですね。

しかし転職の理由によっては、転職直後でもローンの審査に通る場合があります。それは、「キャリアアップを目指しての転職」の場合です。業種によっては、転職を繰り返しながらキャリアアップをしていけるものもあります。収入を増やすために転職した、ということが伝われば、仮に転職回数が多かったとしても、審査に有利に働くこともあります。

また、頭金が十分にあるかどうかでも、審査内容は変わってきます。転職直後であったとしても、頭金が十分にあれば借入額が低く済みますし、万が一のことがあっても、貯蓄が多く問題なく返済できそうであれば、審査に通ることは可能です。

ということで、転職直後というのは一般的には審査に不利に働きますが、キャリアアップを目的とした転職であれば、むしろ有利に働くため、審査に通りやすくなるでしょう。