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マンション売却査定での相見積もりの活用方法と注意点

売却2019.07.24

マンションを売却しようと思った時、まずは査定に出そうと考える方は多いのではないでしょうか。だいたいいくらくらいで売れるのか知りたい、ということだけでなく、どこの不動産会社に依頼するのか決めるのにも、査定に出すというのは大切です。

ただ、査定に出す際はいくつか注意したほうがいいこともあるので、見ていきましょう。

マンション売却査定は相見積もりで

マンション売却査定を出す際、一社ではなく複数社に出して相見積もりするのがおすすめです。というのも、不動産会社によって、見積もり金額というのはかなり変わってきます。

例えば、

A社→2,700万円

B社→2,200万円

C社→2,500万円

だとしたら、だいたい2,400〜2,500万円あたりが相場ということが分かります。この相場感をまず身につけるためにも、最低でも3社に相見積もりを出すのがおすすめです。

3社に見積もりを出せば、営業担当の雰囲気もつかむことができます。一般的には5~6社に見積もりを出す人が多いです。

良い営業担当の見極め方

不動産会社を選ぶポイントとして見積もりの金額も大切ですが、営業担当の方も判断材料の1つになります。

返信が早いかどうか

仕事ができる人は連絡がマメで返信が早い、とよく言いますよね。

電話をしたらすぐ出てくれる、またはすぐ折り返してくれる、メールの返信が早い、など見極めるポイントにしましょう。

返信が早いということは、購入検討者に対しても連絡をマメにしてくれ、購入までもっていってくれる可能性が高いということでもあります。

しっかり話を聞いてくれる

営業担当の方と信頼関係を築くには、しっかり話を聞いてくれるかどうか、ということも大切になります。不動産会社の都合ばかりで話を聞いてくれない営業担当の方より、しっかり話を聞いてくれる方を選びましょう。

値段交渉を検討してくれるかどうか

見積金額というのは、少し幅を持たせて出していることがほとんどです。

2,200万円の見積もりが来ていたら、実際は2,300万円~2,500万円までは上げられることもあります。

もし値段交渉をした際に、実際に値上げできるかどうかはケースバイケースですが、応えようとしてくれる方を選ぶようにしましょう。

相見積もりを出す会社はどうやって選べばいい?

では相見積もりを出す会社はどうやって選べばいいのでしょうか。

不動産会社には、大きくわけて2つあります。

大手の不動産会社と、地域密着型の不動産会社です。どちらにもメリットデメリットがあり、大手の不動産会社は顧客数も多く安心できる、というメリットがある反面、手数料が高かったり得意な地域と得意でない地域があるため、得意でない地域の場合なかなか買い手が見つからないかもしれない、ということもあります。

逆に、地域密着型の不動産会社の場合、その土地の不動産に詳しいというメリットがある反面、顧客数が少なかったりというデメリットもあります。

必ずどちらがいい、というものでもないので、どちらにも見積もりを出して検討するのがおすすめです。

相見積もりを出す時の注意点

相見積もりを出す時少し注意したいのが、相見積もりを出していることを他の不動産会社に言わないということです。もし相見積もりを出していることが知られてしまった場合、不動産会社としては自社を選んでもらえるよう、価格を上げてくる可能性が高いです。

しかし価格を上げたところで、実際に買い手が見つからないと意味がありません。そういった意味で、価格が上がることが必ずしもいいわけではなく、適正な価格で売りに出すことが大切です。

相見積もりを出していることが知られると、価格競争が起きやすく、適正な価格が分からなくなりやすいので、言わないようにしましょう。 

相見積もりなら一括査定がおすすめ

相見積もりをするなら、一括査定サービスがラクでおすすめです。一括査定サービスなら、一回情報を入力すれば、複数社に見積もり依頼をすることができます。

不動産一括査定サービスなら、大手の不動産会社から地域密着型の不動産会社まで全国の不動産会社が加盟しています。

パソコンやスマホから簡単に依頼でき、10分もあれば情報を入力することができます。

一度依頼すると、不動産会社から電話がたくさんかかってくることがありますが、忙しい殻はメールでの連絡希望、と書いておけば大丈夫でしょう。

不動産会社を後から変えることはできる?

相見積もりを出し、不動産会社を決めてからマンションを売りに出したとしても、なかなか売れなかったり、契約が決まったとたん営業担当の方の態度が変わったりして、マンションが売れない、ということもあり得ます。そんな時、不動産会社を変えてもいいのでしょうか。

不動産会社との契約には、「一般媒介契約」と「専任媒介契約」があります。

一般媒介契約では同時に複数社と契約でき、専任媒介契約では1社と最大3ヶ月間の契約をすることになります。

売り手からしたら、複数社を契約できるほうがいいように見えますが、不動産会社からしたら一生懸命やっても他の会社と契約を結ばれてしまうかもしれない、というデメリットがあるため、あまり力を入れづらいということになります。

専任媒介契約でも3ヶ月すれば他の会社と契約できるため、できれば専任媒介契約のほうがおすすめです。

ただ、マンション売買では、3ヶ月経っても売れないというのは決して珍しいことではありません。3ヶ月経っても売れないからといって、コロコロ不動産会社を変えるのはおすすめしません。半年程度の猶予期間はもって、待ってみるのがいいでしょう。

まとめ

マンションを売りたい時、見積もり依頼をするのが普通ですが、その際は一社ではなく複数社に相見積もりを出すのがおすすめです。

相見積もりを出すことで、マンションの相場が分かりやすく、営業担当の方に雰囲気も掴みやすくなります。

相見積もりを出すなら、一回で複数社に依頼できる一括査定サービスがおすすめです。

契約には一社とだけ契約する専任媒介契約と、複数社と契約する一般媒介契約があります。売り手からしたら複数社と契約できるほうがいいように思えますが、不動産会社としては他の会社と契約されてしまうリスクがあるため、力を入れにくいというデメリットもあります。一度契約したとしても、3ヶ月したら変更することもできるので、できれば専任媒介契約を結び、しっかり営業してもらえるようにしましょう。

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