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マンションに住みながら高値で売却する為のコツと注意点

売却2019.07.30

マンションを売却したい、でもできれば住みながら売却したいという方は多いですよね。売却のために家を空けるとなると、もし実家に帰る方や新しい引越し先がすでに決まっている方はいいですが、そうでない方は、仮住まいをしなければなりません。仮住まいへの引越しをして、さらに新居が見つかったらまた引越し、と、2回引越しをすることになるので時間もお金もかかってしまいます。

では、住みながら売却することはできるのでしょうか。また、ポイントや上手く売るコツなどあるのでしょうか。

住みながらマンション売却をするメリット

 

住みながらマンションを売却することのメリットとしては、なんといっても引越しが1回で済むということです。引越しをしようと思うと、初期費用として敷金礼金、仲介手数料や火災保険料など、だいたい家賃の5ヶ月分の費用がかかることになります。そこに引っ越し代も合わせると、さらに費用がかさんでくるでしょう。また、家具のサイズが合わずに使えなかったり、と不便が発生することもあるでしょう。

 

また、もし売却するマンションのローンがまだ終わっていない場合、ローンと家賃の支払いが重なり、かなり負担になります。

住みながら売却できれば、これらの負担を負わなくてもよくなります。

買い手目線でもメリットはある?

売り手からしたらメリットの多い住みながらの売却ですが、買い手から見てもメリットはあるのでしょうか。

実は買い手から見てもメリットはあり、

  • 家具があるほうが住んだ後のイメージがわきやすい
  • 今住んでいる人の生活がよく分かる(タバコは吸っていないか、ペットはいないか、水回りはキレイにされているか、など)
  • 内覧に立ち会うことになるので、住み心地や周辺環境について直接聞くことができる

といったメリットがあります。

住みながらマンション売却をするデメリット

では逆に、デメリットとしては何があるのでしょうか。

売り手から見たデメリットとしては、内覧に立ち会う必要があるため予定を合わせなければならない、ということと、実際に部屋を見せるので部屋をキレイにしなければならない、ということです。

常にキレイにしている、奥さんが専業主婦で都合をつけやすい、という場合はあまり大きなデメリットにはなりませんが、共働きでなかなか予定を合わせにくい、掃除は普段週末にまとめてやっている、というような場合、少し面倒に感じるでしょう。小さなお子さんがいる場合も、預けるのか、夫婦で立ち会ってどちらかが見ているのか、など考慮しなければなりません。

また、即入居ができない、ということになるので、購入検討者によってはそれだけで候補から外してしまう、ということもあるでしょう。

買い手から見たデメリット

買い手から見たデメリットとしては、やはり即入居ができないということです。ゆっくり物件を探している方はいいですが、期限をある程度決めている方にとってはデメリットとなります。また、売り手が予定を調整しやすい人たちであればいいですが、共働きで忙しいようであれば、なかなか内覧の予定が立てづらいというデメリットもあります。

住みながらでもマンション売却するポイント

では、住みながらでもマンションを売却するためには、どういったことに注意すればいいのでしょうか。

内覧希望者に極力スケジュールを合わせる

内覧希望者が現れたら、極力そのチャンスは逃してはいけません。内覧したい、と思ってもらっているということは、購入意欲が高まっている状態です。その状態で、なかなか日取りが決まらなかったり、かなり先になってしまうと、内覧希望者のモチベーションはどんどん下がり、購入につながらない可能性もあります。

そうならないためにも、不動産会社の担当者に、あらかじめ平日と土日でどちらが都合がつきやすいか、土日でも都合のつきやすい時間帯、など伝えておくとスムーズに内覧日が決まりやすいでしょう。

最悪都合がつかない場合は、不動産会社の担当者に鍵を渡して立ち会ってもらうことも考えておくと、よりスムーズになります。

内覧希望者の中には、日当たりを見たいからこの時間帯がいい、家具が入るか確認しあちので採寸したい、というような希望がある方もいますが、購入に結びつけるためには極力努力は惜しまず、相手に合わせるようにしましょう。

部屋はとにかくキレイに!

内覧の予定が決まったら、とにかくやりすぎくらい部屋をキレイにしておきましょう。特に、玄関、水回り、ベランダはよく見られていますし、清潔感が出やすい場所です。

忙しい方はハウスクリーニングを依頼してもいいでしょう。

内覧者が「こんなキレイな家に住みたい」と思うような状態にしておくのが望ましいです。

また、物が多く散らかりやすい場合は、トランクルームの利用もおすすめです。内覧者の中には、収納スペースがどうなっているのか見たい、という方も多いです。物が多くとりあえずクローゼットに、と隠していたらクローゼットを見たい、と言われる場合もあります。どうしても見られたくない場所がある場合は不動産会社から伝えてもらうこともできますが、クローゼットの中も見られていい状態にしておくほうがおすすめです。

 

内覧の際には、周辺環境や住み心地、マンションの管理状況などについて質問されることがよくあります。あらかじめマイナスポイントとして捉えられやすいものがあれば、それについてもきちんと説明できるように準備しておきましょう。

小さい子供やペットには配慮を

小さいお子さんがいたりペットを飼っている場合、内覧の際には配慮するようにしましょう。

特にお子さんがまだまだ小さい場合、内覧の際に泣き出してしまうと、内覧者もゆっくり見ることができません。可能であれば実家に預けたり、夫婦で立ち会ってどちらかが面倒を見ていられるようにしておくといいでしょう。

ペットに関しては、動物が苦手な人もいます。放しっぱなしにしないで、ゲージに入れておくようにしましょう。知らない人に吠えてしまう場合は、内覧中は誰かが散歩に連れていったり、預けることも考えておくといいでしょう。ペットの場合はどうしてもニオイが出やすいので、消臭剤を置いたりこまめに掃除機をかけて毛が落ちていないようにしましょう。

子供やペットのオモチャはどうしても散らかりやすいので、簡単に片づけられるような収納ボックスがあると便利です。

住みながらだと価格は安くなる?

住みながら売却する場合、気になるのが価格が安くなってしまうのではないか、ということではないでしょうか。しかし心配はいりません。

マンションの価格を決めるのは、

  • 築年数
  • 間取り
  • 周辺環境
  • 立地条件

などであって、空室かどうかということは関係ありません。

ただ、住みながらだとどうしても内覧の際に生活感が出やすいので、そこは注意するようにしましょう。

 まとめ

住みながらマンションを売却することに不安を感じている方も多いですが、実際は住みながら売却する人はとても多いのであまり心配する必要はありません。

ただ、内覧の日取りを決める際はできるだけスムーズにし、内覧の時は部屋をとにかくキレイにしておきましょう。小さいお子さんやペットがいる場合は、配慮も必要です。

注意すべきことをきちんとしておけば、住みながらの売却も空室の売却に大きく劣ることはないので、あまり心配しなくていいでしょう。

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