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中古マンション購入、独身女性が失敗しない物件選びの条件は?

購入2019.09.15

ずっと家賃を支払っていくならマンションを購入したい、更新料を支払うのが馬鹿らしい、老後に家賃を支払えるか不安だから購入しておいたほうがいいのではないか、そんな風に、独身女性でもマンション購入を考えている人はたくさんいます。

結婚していないからこそ、いざという時のために資産を持っておきたい、と将来をしっかり考えている人も多いんですね。

しかし、独身女性がマンションを購入する際、いくつか気を付けたほうがいいポイントがあります。後から後悔しないために、物件選びで意識した方がいい条件とは何でしょうか。

独身女性でもマンション購入!メリットとは

一昔前なら、結婚した夫婦がマンションや一戸建てを購入するもの、というイメージが強かったですが、今は独身世代、女性であってもマンションを購入する人はけっこういます。独身女性がマンションを購入することのメリットとしては、

 

  • 自分の資産を持つことができる
  • 将来家賃がかからなくなる
  • リフォームなど好きにできる

 

ということが挙げられます。

自分の資産を持つことができる

一番大きなメリットとしては、自分の資産をもつことができる、ということではないでしょうか。もし将来的に住まなくなったとしても、売却したり人に貸すことで収入を得ることができますし、お金を借りたい時に担保にすることもできるでしょう。

今は独身でも、将来結婚して子供ができた際、財産として子供に残すこともできます。

将来家賃がかからなくなる

独身女性にとって心配なのが、老後の生活ではないでしょうか。今は働いていて収入があっても、将来退職したあと、賃貸だと家賃を払い続けなければなりません。旦那さんがいれば、旦那さんの年金や退職金などもありますが、1人だと不安になりますよね。

そう思うと、マンションを購入しておけば、少なくとも家賃はかからなくなります。今からずっと家賃を支払うと思うと、購入してローンを支払ったほうが将来の心配事は減りますよね。

リフォームなど好きにできる

賃貸だとあくまで借りている状態なので、自分の好きなようにリフォームして使うことはできません。もし間取りを変更したくなったり、水回りの設備を最新にしたくなったりした際、賃貸だとそれができませんが、マンションを購入していれば好きに使うことができます。

また、「自分の家を持っている」という安心感も得ることができます。

独身女性がマンションを購入するデメリット

では逆に、デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。

独身女性がマンションを購入するデメリットとしては、


  • 借金を背負うことになる
  • 貯金が減る
  • ライフステージに合わせて引っ越しができなくなる


といったことが挙げられます。

借金を背負うことになる

マンションの購入となると、中古のマンションであっても1,000万円単位で購入することになります。貯蓄があったとしても現金一括で購入できる人はほとんどいないでしょうから、多額のローンを組むことになります。もし何かあった際、賃貸なら賃料の安いマンションやアパートに引っ越すこともできますが、ローンとなるとそうはいきません。苦しくても返済していかなければならないので、軽い気持ちで購入してローンを組むのは危険ですね。

貯金が減る

独身女性がマンションを購入する際、希望の条件を満たそうと思うと新築マンションを購入できる人は少ないでしょう。中古マンションの購入になる場合が多いですが、中古マンションの場合、購入の際に仲介手数料を支払う必要があります。またその他諸経費などかかるので、だいたい購入価格の7~10%かかると言われています。

もし2,000万円の中古マンションを購入する場合、200万円くらいは最初の諸経費としてかかると思っておかなければなりません。ローンを組むとはいえ、貯金が減ってしまうので、あまり余裕のない場合はマンション購入はおすすめできません。

ライフステージに合わせて引っ越しができなくなる

今は独身だったとしても、女性はライフステージが変化しやすいものです。もしかしたら結婚するかもしれませんし、子供ができるかもしれません。転職や転勤、親の介護などで引っ越しが必要になるかもしれません。

そういった時に、賃貸であれば簡単に引っ越しができますが、マンションを購入してしまっていると、簡単には引っ越せなくなります。

独身女性がマンションを購入するなら、気をつけたいポイント

メリットもデメリットもあるマンション購入ですが、独身女性がマンションを購入するならどういったことに気をつけたらいいのでしょうか。

1.売却、または賃貸に出せるマンションを選ぶ

今は独身でも、この先結婚して子供ができたり、親と離れて暮らしている場合、介護で地元に帰ったり、転職や転勤などで引っ越しが必要になる可能性もゼロではありません。

そういった時に、売却できそうか、または賃貸に出せば入居者がすぐ見つかりそうか、ということはとても大切です。また、とりあえず売却できればいい、というものでもなく、売却する時は残りのローンを一括で返済する必要があります。売却価格よりローン残債のほうが高ければ、他からお金を借りてでもしないと売却はできません。


また、賃貸に出すといっても、購入時の賃貸相場と、何年も住んだ後の賃貸相場は同じとは限りません。基本的には下がっているでしょう。

そうすると、賃貸収入よりもローン返済のほうが高くついてしまい、毎月赤字になることも考えられます。


そうならないためにも、相場が下がりにくい駅近のマンション、急行が止まる駅、人気のエリアなどでマンションを探すのがおすすめです。

住むことだけを考えると、職場との距離や、多少駅から離れても安いところがいい、と思うかもしれませんが、将来売却するかもしれない、賃貸として人に貸し出すかもしれない、ということも意識してマンションを探すのがおすすめです。

2.資金計画はしっかりと

独身女性に限ったことではありませんが、マンションを購入するなら、資金計画は本当にしっかり立てておくようにしましょう。

ローンの返済が終わったとしても、マンションなら管理費や修繕積立金が毎月発生しますし、毎年の固定資産税もあります。もしリフォームも考えている場合、リフォーム費用や、家具を新しく購入する場合、その費用も頭に入れておかなければなりません。特に修繕積立金は、築年数が経つほど値上がりすることもあるため、あらかじめ多めに見ておくほうが安心です。また、修繕積立金が足りない場合、大規模修繕の前にさらに費用を徴収されることもあります。

将来家賃がかからないから、あまり貯金も必要ない、と思っていると、管理費や修繕積立金だけで毎月何万円もかかり、家計を圧迫するということになりかねません。

そうならないためにも、資金計画は余裕を持って立てるようにしましょう。

3.セキュリティがしっかりしているマンションを

女性が1人で住むことを考えると、セキュリティ面がしっかりしているマンションがおすすめです。


  • オートロックがついている
  • 駅からの道が明るく、夜一人で歩いても安心
  • 近くにコンビニがあり、夜何か必要になっても気軽に行ける


というような条件が揃っているといいでしょう。


また、好みは分かれますが、1階の部屋は避けたほうがいい場合が多いです。管理がきちんとされているマンションであれば、むしろ1階のほうが防犯カメラなどしっかりしている場合もありますが、古い中古マンションなど、防犯カメラもない、洗濯物を干す場所が道路に面している、というようにセキュリティ面で心配なマンションも多いです。

洗濯物で女性が1人暮らしをしている、ということがバレてしまうと、やはり目をつけられやすくなってしまいます。

こわい思いをしないためにも、セキュリティがしっかりしているマンションを選ぶようにしましょう。

まとめ

昔はマンション購入というと、結婚した夫婦がするものというイメージが強かったですが、今は独身女性がマンションを購入するケースも増えています。自分の資産を持てる、将来家賃のかからないマンションに住める、といったメリットがある反面、多額のローンを組むことになる、ライフステージが変わっても引っ越しが難しい、というデメリットもあります。

もし独身女性がマンションを購入する場合は、ライフステージが変わった時に売却できる、または賃貸に出せるようなマンションを選ぶのがおすすめです。また、将来家賃がかからないといっても、管理費や修繕積立金は毎月かかってくるので、資金計画は余裕を持って立てるようにしましょう。

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