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経験者が教える、中古マンション購入での正しい値引き交渉の仕方

購入2019.09.19

マンションの購入をする際、誰もが少しでも安く購入したいと考えていますよね。

人生においても大きな買い物なので、値引き交渉ができるならしたい、と思っているひとがほとんどではないでしょうか。しかし実際に値引き交渉するとなると、いくらくらいしてもいいのか、上手く値引き交渉する方法はないか、など気になりますよね。

中古マンションを購入する際に、値引き交渉を成立させるポイントなど見ていきましょう。

中古マンションの値引き交渉はいくらまで?

中古マンションを購入する際、もちろん安ければ安いほど嬉しいものですが、いくらくらいまで値引き交渉しても大丈夫なのでしょうか。

値引き交渉の金額はあまり高い場合、他の購入希望者がいるとそっちで契約してを決められてしまう場合があります。売主としても、高く買ってくれるほうが嬉しいですよね。

ではいい塩梅はどれくらいなのでしょうか。


目安としては、端数を値引きしてもらうのがちょうどいい塩梅です。

例えば、2,580万円のマンションの場合、端数の80万円を値引き交渉するのがいいでしょう。


もし端数が10万円や20万円と微妙な場合、大体売値価格の3〜5%程度が妥当でしょう。

2,500万円なら、75〜125万円です。

ただ、これはあくまで目安であって、どんな物件かによって、値引き交渉が成立しやすい金額は変わってきます。

繁忙期は値引き交渉が成立しづらい?

例えば、不動産の売買が盛んに行われる1〜3月の繁忙期は、買いたいという人がとても多い時期です。4月からの新生活に向けて、少々値段が高くても決めてしまいたい、という人も多いので、売主も強気の場合が多いです。値下げ交渉している間に他の人に購入されてしまう可能性もありますし、値下げ交渉するなら他の人にします、と別の人と契約されてしまうこともあります。


マンションの売買が盛んな春と秋は、あまり値下げ交渉にこだわらず、気に入ったマンションがあれば購入してしまうのがいいでしょう。

逆に、5~7月や11〜12月あたりは、あまり不動産が動かない時期です。繁忙期に売れなかった場合、少し安くしてでも売りたいと考えている売主も多いので、値引き交渉しやすい時期と言えるでしょう。

相場価格がいくらかも調べましょう

売主の中には、あらかじめ値引き交渉されることを前提で高く売値を設定している人もいます。相場価格から見てそこまで高くなければいいですが、かなり高く設定されている場合、もし値引き交渉出来たとしても、実はかなり高い価格で購入していた、ということもありえます。

また、相場より高い理由が、既にリフォームをしっかりしているからその分高い、今後再開発されるエリアなので高く設定している、というような場合もあります。


逆に、なかなか売れなくて相場より安くしている、実は住んでみたら不便だったり、騒音があるなどデメリットが多いので安くしている、ということもあります。

まずは不動産情報サイトなどで大体の相場感を調べ、それよりかなり高い場合や安い場合は、不動産会社を通して理由を聞くといいでしょう。


もしかしたら安くしている条件が、自分たちの中では譲れる条件である可能性もあります。まずは探しているマンションの相場を調べ、買いたいマンションがそれより高いのか安いのか、その理由は何かあるのか聞いてみるといいでしょう。

売主が不動産会社の場合値引き交渉は難しい?

中古マンションの情報を見ていると、売主が個人のマンションと、不動産会社のマンションがあります。

もし不動産会社が売主の場合、すでにリフォームなどをして、税金や仕入れ費用などを計算して売り出し価格を決めているため、値引き交渉に応じてくれる可能性は低くなります。他にも色々物件を売っている場合、特に急いで売却しないといけない理由がなく、値引きは一切しない、ということもあります。


しかし個人が売主の場合、「いつまでに売りたい」という希望があったり、ローンの返済がきついので早めに売りたい、という懐具合との兼ね合い出てくるので、値引き交渉にも応じてくれやすくなります。

もし値引き交渉したい場合は、売主が個人のマンションを選ぶといいでしょう。

値引き交渉する理由は明確に

値引き交渉と言っても、ただ「安くしてくれ」と言うだけでは、売主も納得できません。

もしリフォームしてなければ購入後にリフォームしたくて、その費用がかかりそうなので安くしてほしい、ぜひ購入したいけど予算オーバーなので少しだけ値引きしてほしい、など、明確な理由を伝えましょう。


清掃などが間に合ってないようなら、清掃はこちらで引き受けるのでその分安くてほしい、など、売主が納得しやすい理由をつけることで、値引き交渉に応じてくれやすくなります。


また、値引き交渉に応じてくれた場合、いつまでに購入します、というように、購入する意志をしっかり表示することで、より応じてくれやすくなります。もし値引きしてくれてら購入しようと思っている場合は、その旨も伝えるようにしましょう 。

先にローンの審査を済ませておくとより◎

売主としては、購入を決めてくれたけど、住宅ローンの審査に通らず買ってもらえないのではないか、という不安をかかえています。もちろん本審査は実際に購入を決めてからですが、事前審査を済ませておくだけでも、売主の不安は和らぎます。また、事前審査をしているということはちゃんと購入する気があるんだな、と印象がよくなり、値引き交渉にも応じてくれやすくなります。また、実際に購入するとなった場合、審査にかかる日数が減るのも、売主に喜ばれます。


事前審査は、だいたい3日〜1週間で終わります、内覧の予定が決まったら、それまでに事前審査の手続きをしておくとスムーズでしょう。

値引き交渉は不動産会社を通して行いましょう

値引き交渉をしたい場合は、売主に直接話をするのではなく、不動産会社の担当者に話をします。購入希望金額を伝え、それを売主に交渉してもらいます。もし、内覧の後に売主から、「このくらいまでなら値下げしてもいい」と話があった場合は、スムーズに話がまとまりやすいでしょう。


中には、売主ではなく不動産会社の都合で値下げしてくれない場合もあります。というのも、不動産会社は取引価格に応じてもらえる手数料が変わってきます。ちょっとでも多く手数料をとりたいと思っている場合、値引き交渉に応じてくれないことがあります。そういう不動産会社を選ばないためにも、事前に口コミを調べたり、契約前に担当者に色々質問したりして、信頼できそうかどうか確かめておくのがいいでしょう。

まとめ

中古マンションを購入する場合、出来れば安く買いたいと思いますよね。売る方も、少し値下げしてでも売りたい、と思っていれば、値引き交渉に応じてくれることもあります。ただ、購入する時期や、値下げ交渉する金額など間違えると、値下げは難しくなります。

信頼できる不動産会社を選ぶことも大切です。

もしどのように値引き交渉したらいいか分からない、ちょっとでも安く中古マンションを購入したい、という方はお気軽にお問い合わせください。

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