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中古マンションへの住み替え、メリットや注意点は?

購入2019.09.26

マンションを住み替える際、新築マンションを希望する方は多いですが、実際に価格と条件を照らし合わせた結果、中古マンションを検討する方も多いのではないでしょうか。

しかし中古マンションには新築マンションにはないメリットもたくさんあります。いくつか購入の際に注意したほうがいいこともあるので、合わせて確認しておきましょう。

中古マンションに住み替えるメリット

メリット1.物件の数が多い

 マンションの情報サイトを見たことがある方は分かるでしょうが、中古マンションの物件数は、新築マンションの物件数に比べると圧倒的に多いです。まずは立地と希望価格、間取りを決めて物件を探す方も多いですが、マンションの購入において、その他にもできれば絞りたい条件はたくさんありますよね。

そういった条件で絞ってみた時、新築マンションはほとんど物件数がなく、価格を上げないと見つからない、ということもあります。対して中古マンションは物件数が多いので、希望の条件に合った物件を探しやすいというメリットがあります。

メリット2.価格が安い

中古マンションの魅力はなんといっても、価格が安いということです。希望のエリアと間取りでマンションを探した時、新築マンションだと手が届かないということも多いです。ローンを組んで購入するとなると、返済期間を長くすれば購入できたとしても、返し終わる頃の年齢を考えたり、利息金を考えると返済期間もできれば短く済ませたいですよね。

また、新築マンションは消費税がかかりますが、中古マンションでは消費税がかかりません。消費税が少しずつ上がっている今、大きい買い物であるマンション購入において、消費税がかからないというのはとても大きいです。消費税だけで何百万円もかかるのがマンション購入ですので、中古マンションを選ぶことで価格を大きく抑えることができます。

メリット3.リフォームができる

今、築年数が経っている安い中古マンションを購入して、自分たち好みにリフォームする人が増えています。新築マンションだとすでにある程度完成したものを購入するため、新しくて気持ちがいいという反面、好みじゃない部分があったとしても目をつむらなければなりません。しかし中古マンションなら安く購入して、壁や床、水回りなど好みにリフォームすることができます。外観は多少古くても、余裕があれば内装は新築のようにキレイにすることもできます。

メリット4.資産価値が落ちにくい

新築マンションは、住んで中古マンションになった瞬間に資産価値がガクッと落ちます。だいたい10~30%落ちると言われています。そこから下がり続け、だいたい20年経つとそこから下降が緩やかになります。そのため、築20年前後のマンションを購入すると、資産価値がそこから下がりにくくなります。

購入後もし売却することになったとしても、あまり価値が下がらず売却できるというメリットがあります。

メリット5.実際の生活をイメージしやすい

新築マンションの場合、購入前にモデルルームなどを見ることはできますが、あくまでモデルルームなので、実際に住んでみると違った、ということもあります。家具の配置など、モデルルームではキレイにされていても、実際に住むとなるとそれでは不便だったり、実用性がなかったりします。

対して中古マンションは、実際に住んでいる物件を見ることができたり、周辺環境について聞くこともできます。そのため、住んだ後の実際の生活をイメージしやすいでしょう。

今住んでいるところを売却する場合は注意が必要?

もし今住んでいるところが賃貸で、中古マンションを購入して住み替えるなら特に問題はありませんが、今住んでいるところが持ち家で、中古マンションに住み替える場合、売却と購入の2つを行う必要があるので、いくつか注意が必要です。

ローン残債は一括返済しなければならない

 

もし今住んでいるマンションのローンがまだ残っている場合、売却する時にローン残債は一括で返済する必要があります。もちろん売却益でそれがまかなえられれば問題ありませんが、足りない場合は貯金などを崩してでも返済する必要があります。


というのも、住宅ローンを組む際には、マンションに抵当権というものが設定されます。抵当権は、もしローンが返済出来なくなった際に、マンションを強制的に競売にかけて、ローンの返済にあてることができる権利のことです。この抵当権が設定されたままだと、次の購入者がローンを組めないので、売却する際にはローン残債は全て返済し、抵当権を抹消しなければなりません。基本的には売却して入ってきたお金で返済することになりますが、足りない場合は自分で用意しなければなりません。

買い先行か売り先行か決める

もしマンションを住み替える場合、新しいマンションを先に決める買い先行か、今のマンションの売却を先に進める売り先行か決めなければなりません。もちろん同じタイミングで出来れば1番いいですが、なかなかそうはいきません。


買い先行のメリットとしては、新しい家をじっくり検討できるということです。デメリットとしては、売却がスムーズにいかないと、新しい家のローンと古い家のローンの二重払いになることです。もし資金に余力があればいいですが、そうでない場合は売却を急いでしまい、思っていたより値下げして売却することになってしまった、ということにもなりかねません。


対して売り先行の場合は、メリットとしては資金に余力ができるということです。もし売却益が出れば、新しいマンションの購入資金に充てられますし、マイナスになったとしても資金計画は立てやすいです。デメリットとしては、新しいマンションが見つかるまで、仮住まいをする必要があり、引越しの手間もかかるということです。


どちらにもメリットデメリットがありますが、マンションの売買は縁もあるので自分だけではタイミングを決められません。資金に余力があれば買い先行、なければ売り先行と決め、不動産屋さんに出来れば同じタイミングで行いたいという旨は伝えてみましょう。

まとめ

今住んでいるところから住み替えをしたい場合、新築マンションと中古マンションで迷っている方も多いのではないでしょうか。綺麗さで言うと新築マンションにかなうものはありませんが、中古マンションならではのメリットもたくさんあります。

ただ、今住んでいるところが賃貸ではなく持ち家の場合、住み替えの際には注意しなければならないこともあるので、心配なことがある方はお気軽にお問い合わせください。

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